・英語による用語:GraphRAG
・用語カテゴリ:技術用語
・日本語読み:グラフラグ
・種別:ナレッジグラフ活用型RAG
・位置づけ:RAGの発展形
・関連:RAG / ナレッジグラフ / エンベディング / ハイブリッド検索
・備考:ナレッジグラフ(構造化知識)を組み合わせ、情報のつながりをたどって回答精度を高めたRAG。
GraphRAG(グラフラグ)とは?知識のつながりを活かすRAG
GraphRAG(グラフラグ)とは、RAG(検索拡張生成)にナレッジグラフ(物事と関係を構造化した知識ネットワーク)を組み合わせ、情報どうしのつながりをたどりながら回答精度を高める手法です。通常のRAGの弱点を補う発展形として注目されています。
一般的なRAGは、質問に意味的に近い文章の断片(チャンク)をベクトル検索で集めて回答します。しかしこの方式は、複数の資料にまたがる関係性や、「全体像を俯瞰する」ような問いには弱いという課題がありました。GraphRAGは、あらかじめ情報をエンティティ(人・物・概念)と関係のグラフとして整理しておき、そのつながりをたどることで、点在する情報を関連づけた回答や、要約的な問いへの対応を可能にします。
複雑な社内ナレッジ、調査レポート、規程やマニュアルの相互参照など、「情報同士の関係」が重要な領域で効果を発揮します。一方、質の高いナレッジグラフの構築・維持には手間がかかるため、ベクトル検索との併用や対象の絞り込みなど、費用対効果を見極めた設計が求められます。