・英語による用語:GAN (Generative Adversarial Network)
・用語カテゴリ:技術用語
・日本語読み:ガン(敵対的生成ネットワーク)
・種別:生成モデルのアーキテクチャ
・位置づけ:画像生成などの基盤技術の一つ
・関連:拡散モデル / ディープラーニング / 生成AI / 合成データ
・備考:生成役と判別役の2つのネットワークを競わせ、本物そっくりのデータを生成する仕組み。
GAN(敵対的生成ネットワーク)とは?2つのAIを競わせて生成する仕組み
GAN(Generative Adversarial Network/敵対的生成ネットワーク)とは、2つのニューラルネットワークを互いに競わせることで、本物そっくりのデータを生成する生成モデルの仕組みです。生成AIの歴史において、画像生成技術を大きく前進させた重要な手法として知られます。
GANは、偽物のデータを作る「生成役(Generator)」と、それが本物か偽物かを見抜こうとする「判別役(Discriminator)」から成ります。生成役は判別役をだませるようにより精巧な偽物を作り、判別役はより厳しく見抜こうとします。この「いたちごっこ」を繰り返すうちに、生成役は本物と見分けがつかないほど精巧なデータを生み出せるようになります。偽札作りと鑑定士の競争にたとえられます。
GANは、リアルな顔画像の生成、画像の高解像度化、スタイル変換などで成果を上げ、ディープフェイクの技術的な背景にもなりました。近年の高品質な画像・動画生成では拡散モデル(Diffusion Model)が主流になりつつありますが、GANは生成AIの発展を語るうえで欠かせない基礎技術です。