今話題の生成AI、LINEのスタンプの横にも「AI」という謎のボタンが増え、流行語大賞にも「チャッピー」がノミネートしました。
着実に身の回りに増えている生成AI、仕事が奪われるなんていう話も聞きますが、生成AIはあなたの「能力」を何倍にも拡張してくれる、現代の魔法の道具です。
この記事は難しい知識は一切なく、今日からあなたの定型業務の時間を半分に減らす方法と、生成AIを使いこなすためのシンプルなコツが手に入ります。さあ、あなたの最高の相棒にするための第一歩を踏み出しましょう。
生成AIまず、これだけやってみて！
生成AI活用と聞くと、プログラミングや専門知識が必要だと思うかもしれません。しかし、今の生成AIは、ネットを開いて文字を打ち込むだけで使えます。まるで「高性能な検索エンジン」や「質問サイト」のように使えます。
まずは、生成AIの代名詞「ChatGPT」を開いてみましょう。
このサイトを開くだけで無料で利用できます。
まずは、「ChatGPTを、新卒にも分かるように、平易な言葉で簡潔に解説してください。」と入力してみましょう。
このように生成AIを「気軽に相談できる、知識豊富な先輩」だと思って使ってみてください。資料作成の叩き台や、メールの文面チェックなど、自分で一から考えるより圧倒的に早く、高品質なアウトプットが得られるのが生成AIです。
「生成AI」って結局何者？ 従来のAIとの決定的な違い
皆様が一番よく思うであろう素朴な疑問「生成AIとAIって何が違うのか？」
一言で言うと、誰でもAIの力を使えるようになった便利な道具が「生成AI」です。
もう少し掘り下げると、従来のAI（例えば、迷惑メールを振り分けるAIや、工場の異常を検知するAI）は、データから「判断」や「予測」を行うのが得意でした。
それに対して、「生成AI」は、文章、画像、コードなど、新しいコンテンツを「創造・生成」する能力を持っています。まるで人間の思考や作業を日本語で指示することで手伝ってくれるようになったのです。
「生成AI」 = 「ChatGPT」？
現在、世界中で最も広く使われている生成AIが、OpenAI社のChatGPTです。その他Google社のGeminiなど色々存在します。これらは、テキストで対話することで、知りたい情報の検索、文章の生成、アイデアの壁打ちなど、多岐にわたるタスクを実行できます。
これらのサービスは、先ほどのように特別なアプリをダウンロードする必要もなく、Webブラウザやスマートフォンから無料で試すことが可能です。
生成AIの正体は、非常に膨大なデータ（インターネット上の文書など）を学習し、「次に来る最もらしい言葉」を予測して出力する例えるならば「最高に賢いオウム」です。
そして、このオウムにお願いするための「命令文」こそが、生成AIを使いこなすための鍵「プロンプト」です。
生成AIを使い倒すためのプロンプトのコツ
生成AIは万能ではありません。あなたが与えたプロンプトの質によって、答えの質が劇的に変わります。言わば、生成AIは「指示待ち人間」であり、あなたが抽象的な指示を出せば、抽象的で使いにくい答えしか返ってきません。
ネットで「プロンプト」またはプロンプトの入力法である「プロンプトエンジニアリング」で検索すると様々出てきますが、そこまで小難しく考える必要はありません。
一言で言うと「新卒社員でもわかるように説明する」ことが重要です。察してくれるだろう、わかってくれるだろうという思い込みが、思ったものが出てこない！に繋がります。期待通りの出力をするために、目的や条件やまとめ方などを丁寧に伝えてみてください。
それだけで劇的にアウトプットが変わり、効率的になります。
生成AIは危ない？安全な付き合い方
生成AIは便利な道具ですが、最高の相棒として使いこなすために、必ず知っておくべき注意点が２つあります。
生成AIの「嘘」（ハルシネーション）
生成AIは、事実に基づかない情報を、あたかも真実であるかのように出力してしまうことがあります。これを「ハルシネーション」と呼びます。生成AIが出した情報は、必ず人間の目で最終的な事実確認を行う必要があります。
機密情報、個人情報は絶対に入力しない
企業の機密情報や、顧客の個人情報などは、生成AIに入力してはいけません。情報漏洩のリスクを避けるため、入力する情報の内容には常に注意を払いましょう。
まとめ
ではまず何をすれば良いか、Googleで検索するように生成AIに色々聞いてみるところから始めてみましょう。
実は生成AIに利用者のおよそ7割は日常生活で利用しています。そして日常生活で利用し慣れることでビジネスにも活きてきます。
もっとビジネスでも使いたい！と言う方は是非他の記事で紹介していますのでご覧ください。
writer：宮﨑 佑太（生成AIアドバイザー）
