Temperature(温度)

・英語による用語:Temperature
・用語カテゴリ:技術用語
・日本語読み:テンパラチャー(温度)
・種別:生成パラメータ
・位置づけ:出力のランダム性・多様性を調整する設定
・関連:Top-pLLMプロンプトエンジニアリングハルシネーション
・備考:出力の確率的なばらつき(ランダム性)を調整するパラメータ。低いと堅実、高いと多様。

Temperature(温度)とは?AIの出力の「ふり幅」を決める設定

Temperature(テンパラチャー/温度)とは、大規模言語モデルが文章を生成する際の、出力のランダム性(多様性)を調整するパラメータです。モデルは次の単語を確率的に選びますが、その選び方の「思い切りの良さ」を温度の値でコントロールします。

温度を低く設定すると、モデルは最も確率の高い無難な選択肢を選びやすくなり、出力は堅実で一貫性の高いものになります。事実の要約、分類、コード生成など、正確さ・再現性が求められるタスクに向いています。逆に温度を高くすると、確率の低い選択肢も選ばれやすくなり、出力は多様で創造的になりますが、脱線やハルシネーション(もっともらしい誤り)のリスクも高まります。ブレインストーミングやコピーライティングなど、発想の幅がほしい場面に適します。

実務では、似た働きを持つTop-p(Nucleus Sampling)と併せて調整し、タスクの性質に応じて「堅実さ」と「多様さ」のバランスを取ります。正確さが重要な業務用途では低め、アイデア出しでは高め、といった使い分けが基本になります。