Sakana AI(サカナAI)

・英語による用語:Sakana AI	
・用語カテゴリ:企業
・日本語訳・読み:サカナAI
・関連:David Ha / Llion Jones / Ren Ito(デイヴィッド・ハ/ライオン・ジョーンズ/伊藤錬)
・備考:日本発のAI研究開発企業。自然に学ぶ発想を掲げ、基盤モデルや集団知能など先端研究を推進し、研究成果の発信でも注目される。

Sakana AIとは?自然発想のAI研究所

Sakana AI(サカナAI)は、東京を拠点とするAI研究開発企業です。2023年にデイビッド・ハ(CEO)、ライオン・ジョーンズ(CTO)、レン・イトウ(COO)が創業し、「自然に学ぶ(nature-inspired)」発想や“集団知能(collective intelligence)”を手がかりに、次世代の基盤モデルや学習手法の研究を進めています。研究成果をブログや論文として継続的に公開しつつ、日本の大企業や公共領域と連携して社会実装も狙う、R&D志向のラボ型スタートアップという位置づけです。 

代表的な研究テーマとしては、モデル同士を進化的に組み合わせて性能を引き出す「Evolutionary Model Merge」や、AIが自律的に仮説→実験→論文化まで進める「The AI Scientist」などが挙げられます。実際にAI Scientist-v2が生成した論文が国際会議ICLR 2025のワークショップで査読を通過したと報告し、技術レポートとコード公開も行っています。こうした“研究プロセス自体の自動化”は、単なるチャットAIとは異なるSakana AIの独自性を示す象徴的な取り組みです。

資金面では、2024年に約3,000万ドルのシード資金調達を発表し、2025年11月にはシリーズB(約2,000億円規模と報道)を公表しています。発表では、研究開発の加速に加え、日本の金融領域を中心とした実装強化や、将来的な防衛・製造などへの展開にも言及しています。生成AIが“米国大手のモデル競争”だけでなく、地域・産業・主権(Sovereign AI)に根差した最適化へ広がる中で、Sakana AIは「研究の前線」と「日本での実装」を同時に押さえるプレイヤーとして注目されています。

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